夜勤に入る際の注意点

看護師の仕事は働く場所によって勤務形態が細かく違っています。
入院設備が整っている医療施設ならではの勤務として挙げられるのが、夜勤です。これは文字通り夜の時間帯に働く勤務のことで、病院によっては数回に分ける交替制で行うところもあります。
比較的多い2交替制の夜勤では、夜勤を終えた当日と翌日が休みとなるため、実質連休という形で休めるのが特徴です。3交替制では2種類のシフトが組まれるため、夜勤を終えた翌日の深夜にまた働くというケースも珍しくありません

夜勤として働く上で気を付けなくてはならないのが、体調管理です。人間の生活サイクルは日中の明るい時間帯に活動をして夜は睡眠を取るのが一般的ですが、この勤務形態では昼夜が逆転してしまいます。そのため、仕事明けの日中に寝ようとしても、外が明るいことでしっかりと体を休めることができずに体調を崩してしまう人も少なくありません。夜勤明けで睡眠を取る時は、遮光カーテンで光を遮る、耳栓で外の生活音を入れないようにするなど、夜と同じ状態にするなど工夫をすることが大切です。

看護師の中には夜の勤務を専属とする人もいますが、大半の人が日勤と夜勤を交互に行うシフト制で働くため、生活のリズムが乱れてしまうこともあります。夜の仕事を終えた翌日の休日明けが日勤だった場合、日中に寝てしまうと夜に目が覚めてしまって寝不足のまま勤務をすることになりかねません。シフトを確認して寝る時間帯を調節するのも大事なポイントです。